ドミノ

 人生は次々とコマを倒してゴールを目指すドミノ倒しのようです。
一つひとつのコマは、後ろから押され前にあるコマを確実に倒さなければゴールにたどり着けません。
カタカタカタとときを刻むコマの音。
後ろのコマは過去、前のコマは未来、そして間は現在です。
その全体を上空から俯瞰して見たら、ゴールを目指す本流にいくつもの支流が複雑に交差しています。
あちらからもこちらからも、流れを運ぶカタカタカタという音がリズミカルに響きます。
複数のコマを同時に倒して前に進むものがあるかと思えば、前にコマがなくパタンと乾いた音をたて役割を終えるものもあります。
しかし、前にコマがある場合は必ず倒さなければなりません。
それはゴールに繋げて行くという使命を持ったコマだからです。
そして最後のゴールのコマを倒したとき華々しいファンファーレと共に旗が立ち上がります。
その旗には「おめでとう!よくがんばりました」と書かれています。
それはまるで様々な困難を乗り越えた人生を祝福するかのようです。
何ひとつ無駄なことも間違いも無かったのだと、言っているようでもあります。